しかし、今年の夏は例年とは少し違います。
そう、3月11日に起こった東日本大震災で被災した土地へと足を運ぶのです。
そして、GWに一度行っているので年に2回目の訪問になります。
毎度のことなのか何なのか、旅行前になると体調を崩してしまう僕の変な体質で今回も出発2日前に熱が出てしまい(^_^;)無理をせず安静に出発ということになりました。
なので、運転はほとんど両親におまかせ。
それでも運転が嫌いではないので、2時間程度はご協力しました。
今年も東名高速は使わずに関越道、北陸道を経由して東北へと足を運びました。
おかげさまで渋滞という渋滞はほとんどなく、行くことができました。(あったとしても寝てたのでほとんど知りません)
ただ、宮城県内の自動車専用道路は渋滞しておりました。
地元の方々は高速が無料だそうで、ICの料金所からの渋滞でした。
まぁとりあえず、無事に宮城県石巻市に辿り着くことができました。
…渡波町にやってきました。
GWに来た時とどのように変わっているのか、復興は進んでいるのかどうか気になっていました。
道路は確かにきれいにはなっていましたが、がれきの山だった所はその山がさらに高くなっていたり、まだまだ解体作業、撤去作業に追われている場所ばかりでした。
マクドナルドなんかのチェーン店やコンビニなんかはお盆明けから営業再開する予定で張り紙が貼ってありました。
被害が大きかった区域でもありますから復興に行き着くにはまだまだ相当な時間がかかりそうです。
さて、甚大な被害が出た石巻市渡波町ですが、僕の祖父の家の周りの状況を覚えていますでしょうか?
1階部分は津波の被害を受けとても生活できる場所ではなくなっており、毎日満潮時は床上浸水してしまうほど地盤沈下したエリア。
報道でも何度か放映され、タレントの笑福亭鶴瓶さんが訪問されているのをテレビで見ました。
状況は、

大きな土のうが道沿いにずーっと並べられ、その間には砂利が敷き詰めれて、満潮時でも車が通れるようになっていました。
自分の腰上ぐらいはあるでしょうから1mぐらい積み上げられているんでしょうかね。
これで満潮時の床上浸水は解消できたんでしょうか?
≪満潮時前≫

≪満潮時≫

満潮時はやはり海水が元あった道路まで浸かりました。
足首までは余裕で浸かってしますぐらいの水嵩です。
一応この土のうのおかげなのか、家の中に海水が入ってくることはありませんでした。
とりあえず、一安心といったところです。
≪満潮時前≫

≪満潮時≫

床上浸水を防ぐのにもう一つ工夫してあるところを発見しました。
ここはおそらく、埋立地なのでしょうか?
GWの時、満潮時に道の側溝から海水が溢れ出てきていました。
それを解消するため、
地下からポンプで海水をくみ上げそれを海に流していました。
こいつで組み上げて、

海へ流す。


家の床上浸水が解消されたのはこれも一つの要因だと思います。
見たところ、最悪の事態を打開した応急処置にしか見えませんでした。
この地盤沈下した土地をどうするのか、どのような町になってしまうのか見当もつきませんが、そこに至るまではまだまだ遠い道のりであることは確かです。
先に帰省?するお話を聞いていましたね。宮城県の渡波町を改めて地図で確認してみました。十回余出かけた松島のすぐ近くでした。宮城の小牛田・古川・石越なども仕事で何度も訪問しています。工業地帯や松島基地などもあって結構『街』の中ですね。でも震災の影響が大きくて残念です。「女川原発は無事だったとか」「これだけで済んだ・・」とか良い方向に考えて 一刻も早い復興がなされるよう念じています。 @元OB会長
返信削除元OB会長様 コメント有難うございます。
返信削除父親の弟が女川に職場があって、地震後、避難して女川では津波の被害に遭わなかったのですが(別の場所で車に乗っていて津波に一瞬巻き込まれた)後日、女川の職場へ行ってみるとどこがなんだか本当にわからなかったらしいです…。
跡形もなく流されたのでしょうね。
でも、被災された方々の話を聞いているとしっかりと前を向いているなぁと感じました。
逆にこちらがしっかりしないとと思わせられましたね。
今後、力になれることがあれば協力していきたいです。
サイトーやん