2011年5月6日金曜日

現状

皆さん連休は楽しくお過ごしになられましたでしょうか?

僕は親の実家へ日帰りで行ってきました。

宮城県石巻市渡波町。


津波の被害が大きかった地域のうちの一つです。


いつも電話で聞いていたので実際見ないと嘘か本当かわからない部分がたくさんあったので…

とにかく家は…

















残っておりました。

写真でも見てわかるかと思いますが、1階屋根の位置に泥の跡が付いているのが見てわかるかと思います。

ここまで波がきたのでしょう…

祖父は2階に避難していて助かったと言っていました。


















家は赤印してある地点ぐらいです。

本当に前が海なんですが、入り江みたいになっている入口に位置しているため、そこまでの被害はなかったのかと思いました。

ただ、家から5軒ぐらい南の家、地図上で赤丸から西は見るも無残な光景ばかりでした。


家は残りはしましたが、重大な問題があります。

地盤沈下です。


















約10㎝は段差が付いているでしょうか?

毎日、満潮になると海水が防波堤、道路、側溝から溢れ出てきます。

僕が行った時も満潮が3時くらいで、2時を過ぎると…

















最初はこんな状態だったのが、

わずか数分で、















こんなに広がりをみせてきました。

毎日、床上浸水するそうです。


家のすぐそばの側溝にフグが死んでいたんですが理由がわかりました。


もう住める状況ではないですよね…

祖父はここに住むつもりはないみたいですが、同じ並びの家の方の中には余震でいつ崩れてもおかしくないような家の2階に洗濯物を干している方もみえました。

普通では考えらなれないような行動でしたが、自分の家に対する愛着や今出来る限りの努力なんだろうかといろんなことを考えていました。

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