2015年3月28日土曜日

透湿・防水シート

 
いきなりの写真アップ失礼します
 
T様邸新築工事。外観の施工中のお写真。
 
外壁にカタカナで文字が書かれておりますね。
 
『タイベック ドレインラップ』
 
これは透湿防水シートの材料の名前です。
 
タイベックはアメリカのデュポン社が開発した高密度ポリエチレン不織布です。
 
高密度ポリエチレン不織布ってよくわかりませんが、ポリエチレン熱と圧力だけで結合させたシート(不織布)らしいです。
 
こうすることにより、優れた透湿・防水性能を有し、抜群の強度と耐久性能を保持することが可能になるということです。
 
写真では見づらいかもしれませんが、このシート、実はまっすぐの紙ではなく、しわがよっています。
 
決して貼る前にくしゃくしゃにしてから貼っているわけではありませんよ。
 
このしわ、みのやの仕様により、この形が優れているのです。
 
みのやは内断熱の『セルロースファイバー』、外断熱の『ネオポール、EPSボード』と内外断熱が標準使用です。
 
外貼り断熱施工の場合、耐力面材(みのやではモイスです)に透湿シートを貼って外断熱を貼るのですが、耐力面材にこの外断熱(3×6尺の発砲スチロール板のようなもの)を貼るのでほぼ貼ったら密着状態になります。
 
もしも、この面材と外断熱材の間に雨水が入ってしまった場合、水は排水されることなくずっとその場所にとどまることになります。
 
そうならないためのこのしわです。
 
しわの隙間から排水されていくという考え方なのです。
 
少し専門的な構造のご説明でした。
 
最近、貼りにくそうな材料だね、このしわって何の意味があるのと業者の方や近所の方からも疑問・質問がありましたので解説させて頂きました。
 
 

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