2011年11月1日火曜日

解説本の解説

昨日に引き続いて『神様が宿る家』についてです。


さて、神様が宿る家って一体どんな家なんだろうとお思いですよね?

その本質は本を読んで理解して感じ取ってください。


その神様が宿る家とはどういった家造りなのかという点についてです。


















解説本の中には『神様が宿る家』と『神様が“宿らない”家』という比較を図にしてわかりやすく解説してあります。

各箇所について細かく比較して書かれていますが、共通している部分があることにお気づきでしょうか?

無垢の木、天然素材など『神様が宿る家』には自然の素材を使った材料が使われています。


一方、『神様が“宿らない”家』には合板、ビニルクロス、サイディングなど化学製品ばかりが使用されているのです。

では、なぜ自然の素材を使うといいのか。

日本の伝統建築である東大寺、法隆寺、伊勢神宮などはすべて自然の素材で造られています。

それでいて、多少の維持管理や補強のために手は加えましたが、今でも現存する木造建築として長年建っています。

伝統建築以外でも、瓦や土壁を使っている田舎などに多い日本建築は50年以上も前のものもあります。



しかし、化学製品を使っている家はどうか。

合板の床が湿気で歩くたびにへこんでぐわぐわする。

カラーベストの屋根が、サイディングの壁が色焼けしてきた。

壁や天井のクロスが剥がれて、黄ばんできた。


こんな悩み今までなかったですよね?

そして、これらはすべてリフォームしなくてはならないですよね。

リフォームしなかったらどうなるか。


床はやがて抜け落ちます。

屋根、壁は表面の塗装が壊れ、雨水の浸入を許し雨漏りの原因になり構造体を腐らします。


こんな家になんて住めませんよね。


今の日本の住宅の寿命は26年と言われています。

昔の家は50年以上も持つ家だったにも関わらず、約半分の年数しか持たなくなってしまったのです。


その詳しい内容については澤田先生が出されている別冊『ハウスメーカーと官僚がダメにした日本の住宅』に詳しく書かれているので、またお読みください。

26年しかもたない住宅が当たり前になってきた日本の建築事情。

家づくりを考えている方は、家を建てるということの本質をもう一度考えて頂きたいものです。

そのアドバイス、参考になる本が『神様が宿る家』

是非一度お読みください。

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